プログラミングスクールでの「オンラインのみと通い」どちらのスタイルで学ぶのがいいかは多くの人の悩みです。
どのスクールに行くか?で悩む人もいますが、オンラインで学ぶべきか、実際に教室に行って学ぶべきかも悩ましいところですよね。
今回はオンラインのみのスクールと通うスクールのメリット・デメリットを解説し、最終的にどちらがいいかを説明します。
オンラインのみスクールのメリット
オンラインのみのスクールのメリットは主に4つあります。
交通時間分の短縮ができる
オンラインスクールは講義する時間帯は決まっていますが、交通時間を取られることはありません。自宅にいながら受講できるので、パソコンとインターネット環境があれば受講可能です。
たとえば教室に通うのに片道1時間かかるとしたら、1日のうち2時間を取られることになります。電車の中で参考書を読むなどの対応をすればいいかもしれませんが、ライフスタイルの中でやるべきことは人それぞれあります。
受講する時間を取るのが精一杯であれば、オンラインスクールで対応するのも一つの手です。
地方でもプログラミングを学べる
地方でも学びたいと思っている方は多く存在しています。プログラミングに関わらず、この手のスクールの多くは都内や中心地などに集中しているため、地方在住者にとって大きな障壁です。しかし、オンラインスクールであれば自宅で学ぶことができます。
動画でのやり取りなら細かいニュアンスも伝わりやすい
オンラインスクールにもさまざまな形態があり、すでに録画している動画を見るスタイル、授業時間が決まっていてオンライン配信で授業を受けるスタイルなどがあります。
多くの場合は動画で学べるので、細かいニュアンスが伝わりやすいです。また、質問も動画を通して行うことができるのも強みです。
費用が安い傾向
オンラインスクールは運営会社が大きな会場を押さえたり、借りたりしなくていいのでコストを安く済ませられます。
オンラインスクールによっては講師が自宅から配信し、受講生と講義を行うところもあります。従来型のスクールであれば、講師を雇うお金に場所を押さえるお金が必要でした。コストが安くなったことで受講生が支払うお金が安くなる傾向があるのは魅力と言っていいでしょう。
オンラインのみスクールのデメリット
オンラインのみスクールのメリットを書きましたがデメリットも存在します。主に3つです。
チャット形式の場合、質問の時間がかかる
講師とのやり取りがチャット形式のスクールも存在します。自宅学習型のオンラインスクールで教材テキスト+録画された動画での受講をして、わからないところがあればチャットで常駐している講師に質問という流れです。
チャット形式だと質問の内容を記入する必要がありますし、しゃべるよりも時間がかかる傾向があります。また、講師は常駐していると言っても、他の受講生からの質問に答えている可能性もあるため、早急な返答があるかは状況次第なのも覚えておくといいでしょう。
一定の環境を自身で用意する必要がある
パソコンとインターネット環境があれば、最低限の授業を受けることができます。ただし、ビデオチャット形式での授業の場合、自身でマイクやカメラなどを用意する必要があり相応のコストを支払うことになります。
モチベーションの維持が難しい
自宅で学習できることは魅力的ですが、自宅にいるからこそ甘えが出やすいのも事実です。自宅にはテレビもありますし、パソコンでインターネットサーフィンもできてしまいます。学校に行ってるときは周りが勉強しているから勉強していたけど、いざ自宅に帰ったら宿題やらなきゃと思っても結局ダラダラした経験ありませんか?
オンラインスクールでは自分自身をコントロールして、モチベーションの維持を図ることが求められます。
スクールに通って学ぶメリット
スクールに通うことで得られるメリットは主に3つあります。
講師に細やかな質問がすぐできる
オンライン上では講師自身がどんな状況か把握しづらく、チャットでの質問の場合は返答に時間がかかる場合があります。教室に通っている場合、直接講師のところに赴いて疑問点を質問すれば、すぐに回答を得られます。スムーズな学習ができるのは大きな強みです。
また、テキストや自身が作成したプログラムに指差しで説明できる点にも注目です。会話の中で「ここが○○で・・・」のような言葉でも指差しされている場合とされていない場合では理解のしやすさや状況理解に差が出てきます。
人間は通常、見たり聞いたりして情報を取得しており、たとえオンライン上のビデオでやり取りしていたとしても、不十分であることのほうがまだまだ多いです。細やかな質問や回答を得られることは理解度に大きな差を生みますので、この点はオンラインよりも優れていると断言できます。
講師や他の受講生の存在がモチベーションアップになる
オンラインスクールの場合は個人で学ぶことになり、他の受講生とのやり取りをすることはありません。場合によっては講師もチャット上でのやり取りしかないこともあるため、孤独に学習することになります。
モチベーションがある時は学習スピードも高いのですが、低い場合はそもそも学習しないというケースも考えられます。他の人が周りにいるからこそ集中して学習できるのが教室に通うメリットです。
機材のレンタルや必要器具が用意されている
機材のレンタルや必要器具の用意はスクールにもよりますが対応されていることが多いです。プログラミングを学ぶ上で自身が持っているパソコンではマシンパワーが弱く、スムーズな学習ができない可能性も考えられます。
プログラミングを学ぶ内容にもなりますが、必要なソフトをインストールする場合もあり、スクール側が用意してくれている方が不要なトラブルを引き起こすこともないでしょう。
スクールに通って学ぶデメリット
スクールに通うデメリットも当然ありますので見ていきましょう。
通学時間を取られてしまう
通学時間は思いのほかかかるものです。運よく近くにあればいいですが、多くの場合は片道30分から1時間以上かかることがあります。現在の生活に受講と通学の時間が取られることからも、無駄な時間と言えばそうなってしまいます。
現在の生活+通学+受講は体力面でもハードになる可能性
通学をする時間帯にもよりますが都内の場合は電車を使うと、ほぼほぼ満員電車に遭遇します。体力や精神を削られてしまうので疲れがたまりやすいです。仕事もしくは学業+スクールをこなす場合は体力面でも大丈夫か自身で判断してください。
結局どちらがいいの?
最後にプログラミング講師の立場からケース別で答えていきます。
近くに教室があれば→通うのが良い
自身のライフスタイルや受講+通学の時間を加味して対応できるのであれば、断然教室に通うのがいいです。
モチベーション維持と細やかな質問ができるのが最大の理由です。スクールに通う多くの理由はスキルを身につけて仕事に活かすことです。できる限り質の高い環境を自身で構築するのも成功するための秘訣です。
近くに教室がない場合は→オンラインが最適
近くに教室がなく、通学自体が難しいならオンラインが最適です。
現在のオンラインスクールではビデオでの対応や講師とのマンツーマン教育など受講生の学習環境を良くするサービスが生まれています。教室に通うほうが質は高いのですが、料金的にも時間的にも融通が利きやすいのは事実です。
地方から引っ越して→教室に通うのもアリ
近くに教室がないけど、気になるスクールがあるなら引っ越すのも手です。
個人の状況によりますが、学ぶメリットや自身の目標と天秤にかけてください。引っ越す場合は相応の労力やお金が必要になりますが、それだけの行動力があれば自然と高いモチベーションで学習できるでしょう。
まとめ
今回は「オンラインのみのスクールと通いで学ぶスクール、どっちがいいの?」というテーマで記事を書いてみましたが、正直なことを言うと、その人の状況次第としか言えません。
オンラインなのか、通いなのかを迷うのももちろん大事な選択肢ですが、
- 自分が将来的にどういう道へ進みたいのか
- 目的のためにどんなスキルを学ぶ必要があるのか
こういった目的・目標から逆算して自分に合うスクールを選定していくことも大切です。
プログラミングスクールを受講した後どんな職種や職業を目指せるのかについても解説していますので、よかったらそちらも参考にしてみてくださいね。
プログラミングスクールを受けた後どんな職種・職業につけるの?