プログラミングスクールによって教える内容や質に違いはあるのか?

プログラミングスクールによって教える内容や質って同じなの?

現在日本において「プログラミングスクール」と呼ばれるスクールは大きな企業が運用するものから小さい規模のものを含めれば100以上存在しています。

では、どんなプログラミングスクールであっても同じような質で、同じようなスキルを身に付けることができるのか。

今回の記事では、その部分について現役のプログラミング講師が本音で解説していきたいと思います。
これからプログラミングスクールの受講を検討されている方に、少しでも参考にしていただければと思います。

結論から言うとプログラミングスクールによって質は違う

Six Woman Standing and Siting Inside the Room

最初から結論を言うとプログラミングスクールによって質は違ってきます

スクール側でも「プログラムはいわば言語であり、教える内容は大差ない」と考えている人も一定数存在します。たしかに同じ言語を教えているのであれば、教わる内容自体に大差はありません。
しかし、プログラミングスクールはそこだけで評価されるべきではないです。

スクールも本も大差ない、ということになる

もしどこのプログラミングスクールに行っても同じ内容であるならば、自身でプログラミングの本を買って独学したほうが安上がりですよね。
本で書かれている内容は、相応のスキルを持った方が執筆しているわけですから、プログラミングスクールに行くのと大差ないという結論になります。

何かを学ぶ上で当然のことですが、直接教わるのと本やネットでの情報収集で教わるのとでは結果的に大きく違いが出てきます。知識を学ぶだけであれば本でも十分かもしれませんが、目的やビジョンに向けて進んでいく上で、自分が得意とする部分や苦手な部分が出てきます。
そういった部分を指摘してくれたり、アドバイスしてもらえる環境はスクールでないと難しいです。

スクールによって質に違いが出てくるというのは、カリキュラムなどもそうですが、まさにこう言ったフォローやアドバイスの質です。

質の高いスクールを探す
プログラミングの勉強をする上でのモチベーション維持や細やかな対応があることからも、まず本ではなく、プログラミングスクールで学ぶこと、そしてできる限り質の高いプログラミングスクールを見つけることが大切になってきます。

プログラミングスクールの質が違ってくる4つの項目

Illustration of Gray Metal Chain in 4 Digit Form

では、具体的にプログラミングスクールの質はどこなのか?という点です。主に4点あるので見ていきましょう。

カリキュラム

カリキュラムとは内容です。プログラミングスクールによっては同じWebエンジニア育成でも、教える言語が違う場合があります。たとえば、Webエンジニアに人気のある言語の一つとしてRubyがあります。

Rubyを教えているプログラミングスクールはRubyのみを教えているわけではなく、フレームワークであるRuby on Rails、Webサイト周りのHTMLやCSSをベースとして教えています。
プログラミングスクールの中には先ほど挙げた言語以外にJavaScriptやSQL、UnixやLinuxなどを教えるところもあり、カリキュラム自体でボリュームの差が出てきています。

ここで注目して欲しいのがボリュームがあるから質が良いという認識にならないことです。受講期間とボリュームのバランスがとれていなければ、それぞれの知識のさわりの部分しか教わりません。

MEMO
たとえば、とあるプログラミング新人研修(未経験者対象)ではJava、JavaScript、データベース、設計(UML)、サーブレット、HTML、CSSなどの基礎部分を1月半(実質30日ほど)で学びます。
1日8時間ほど学ぶので、勉強時間は8時間×30日の240時間です。これを一つの目安として、見てみるとわかりやすいかもしれません。

講師の質

講師の質は重要項目であり、言うならば講師で受講生のスキルアップが半分は決まると思っていただいて結構です。

講師に知識があることは当然ですが、特に重要視したいのが「教えるのが上手」であるかどうかです。

プログラミングスクールの多くは○○講師は大手××会社に勤めた経験があり~~、と言ったことが書かれています。
もちろん、実績も大事ですが、未経験者を対象にしたプログラミングスクールであれば、3年ほどの実務経験(当然、教える言語の)を持っていれば問題ありません。わかりやすく、丁寧に教えてくれる講師こそが受講生のスキルアップに大きく繋がります。

MEMO
多くのプログラミングスクールでは業務経験1年以上を目安にしているようですが、まあそのくらいでも問題はないのかもしれません。

言語以外の教育に熱心であること

教え上手も大事なポイントですが、プログラミング以外の部分を教えてくれる講師は非常に優秀というか仕事熱心な方です。仕事に対する姿勢や考え方は言ってしまえば、プログラミングの知識よりも大事です

たとえ、プログラミングスクールで知識を学べたとしても、継続する努力や探求心、好奇心、周りへの配慮がなければ業務で大きな活躍はできないでしょう

知識以外の部分で何か教えてくれる、もしくは感じ取らせてくれる講師がいたら、そこのプログラミングスクールを選ぶ価値は十分にあります。

受講環境

受講環境も大事です。プログラミングスクールの受講環境には大きく2種類あり、一つは教室で行う方法、もう一つはオンラインでの講義を受ける方法です。

教室かオンラインかの判断は難しいですが、個人的には教室で学ぶ方を推奨します。教室に行くための時間を作る、教室に行くことで勉強モードになる、講師や他の受講生とのやり取りでモチベーションが上がることが理由です。

また、教室を利用できる時間や講師の受付時間がどのくらいであるかもチェック項目です。プログラミングスクールによっては対応時間が違っています。これは質というよりは自身の状況やライフスタイルに合っているかという問題なので、合うものを選ぶようにしましょう。

いくつかの保証

教わる内容や講師の質に直結しませんが、プログラミングスクールの中には保証制度を設けているところも存在します。

たとえば

  • 就職や転職するまでサポートするサービス
  • ●日間以内なら気に入らなければ受講料全額返金

などさまざまです。自身が不安に思っているところをカバーしてくれるような保証をしてくれるところがあれば、候補に入れてもいいでしょう。

プログラミンスクールの質を見るためのポイント

Two Person Using Gray Tablet

プログラミングスクールの質の違いはどこで出てくるかを見てきましたが、次に着目したいのが質を見極めるポイントです。こちらも見ていきましょう。

運営会社の理念や考え

プログラミングスクールの多くは運営会社が経営しており、それぞれの会社ごとにカラーが存在します。特に運営会社がどのような考えでプログラミングスクールを行っているのかは重要です。
会社のビジョンを見ることで、自身の考えと似た方向性か?もしくはなりたい自分であるか?を確認するといいでしょう。運営会社のトップの思想が従業員に伝わり、実践しているからです。

MEMO
運営会社のホームページを覗いてみて、どんな理念を持っているのかチェックしてみましょう。

公表している実績

実績こそプログラミングスクールの質と言っても過言ではありません。ただし、数字のマジックを使っているところがある場合は注意が必要です。

専門学校に多いのですが、例えば入学者が1,000人いて、卒業者が100人、就職決定者が90人だったとします。この場合、学校は就職率90%と公表していることが多いです。
これはあくまでも例であり、全てのプログラミングスクールが対応しているわけではありません。しかし、選ぶ側としては注意しておくといいでしょう。

講師は現役でないとダメというわけではない

「プログラミングスクールの中には現役エンジニアしか講師にしていません!」という触れ込みのところもあります。これはこれで良いと思いますが、個人的には必ず現役のエンジニアでなければいけない理由はありません
特に未経験者を対象とした基礎的な内容を教えるプログラミングスクールであれば特にそうです。

講師の中には長年に渡って講師業をしている方もいます。講師業を中心に行っている人は現役のエンジニアとは言えないでしょう。このことからも、現役エンジニアに必要以上にこだわる必要がありません。

最先端の知識を得たいのであれば、現役のエンジニアに着目するのも理由はわかります。その場合は現役のエンジニアであっても、相応の実績とスキルを持つ現役のエンジニアである必要があります。

まとめ:実際に雰囲気を見るのが一番

four people watching on white MacBook on top of glass-top table

正直なことを言うと、ホームページだけ見てプログラミングスクールの質を見極めるのは至難の業です。

インターネットの検索でなるべく質の良いプログラミングスクールを絞りたい気持ちはわかりますが、わかるのは悪く言えばうわべのところだけです。本当の中身を知りたい場合は友人や知人が行ってたら直接聞くか実際に自身が行くしかありません。

多くのプログラミングスクールでは無料体験無料カウンセリングを行っているので、プログラミングスクールの雰囲気を感じ取ることができます。講師の方がどんな人なのか?教え方が上手そうであるかも、ある程度の見分けは付くはずです。

  1. カリキュラム内容をホームページで確認する
  2. 更にスクールの質を知りたい場合は実際にコンタクトを必ず取る
    また、その際、聞いてみたいことをできるだけ事前にまとめておくこと

高い費用と長い時間を費やすことになるので、とにかく事前に聞きたいことや確認しておきたいことは率直に質問しておきましょう。

今回の内容が決してすべてではないですが、おおむねズレているということはないかと思いますので、今後のプログラミングスクール選定の参考にしてみてくださいね。

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