実はテックキャンプとテックエキスパートは、運営する会社は同じなので、それぞれのサービス内容や目的などに、大きな違いがあります。
そこで、当記事では
- テックキャンプとテックエキスパートの違いと特徴
- 双方のメリット・デメリット
- 通うならどちらが良いか など
双方のスクールを徹底的に比較して「通うべきプログラミングスクールはどちらが良いか」紹介します。
プログラミングスクールを検討している方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
結論から言うと「テックエキスパート」
詳しくはこれから順を追って紹介しますが、結論からお伝えすると筆者の見解として「テックエキスパート」へ受講するのがおすすめです。
テックエキスパートは転職支援・カリキュラムともにとても質が高く、本気で学びたい方は、テックキャンプとテックエキスパートを比較した場合、テックエキスパートを受講するのが良いでしょう。
しかし、テックキャンプにはお手軽さがあるので「プログラミングがどんなものなのか知りたい」という方にはおすすめできます。
各スクールの特徴
テックキャンプとテックエキスパートには、それぞれ特徴があります。
この章では、各スクールの特徴を紹介します。
テックキャンプの特徴
テックキャンプの特徴ですが、大きな特徴として
- 受講料金が月額制
- 月額料金内で全てのコースが受け放題
- 講師は学生
上記のような特徴があります。
1つずつ詳しく紹介ご紹介します。
受講料が月額制
受講手続き時に148,000円必要になるので、受講料金を比較すると、他のプログラミングスクールと大きな差はありません。
ですが、2ヶ月目以降は月額14,800円を支払うだけで、受講期間関係なくプログラミング学習を行うことができます。
そのため、半年間テックキャンプで受講した場合の受講料金は222,000円となり、テックエキスパートや他のプログラミングスクールより、受講料は比較的安めになります。
月額料金でコースが受け放題
月額料金を支払い続けることで、テックキャンプで提供されているコース全てが受け放題になります。
提供されているコースは以下の表の通りです。
コース | 対応言語 |
webサービス開発 | Ruby |
オリジナルサービス開発 | Ruby/PHPなど |
AI(人工知能) | Python |
デザイン | HTML/CSSなど |
テクノロジーセミナー | 様々なセミナー |
上記コースが月額148,000円を支払うだけで、受け放題となります。
講師は学生が多い
テックキャンプの講師は現役のエンジニア・プログラマーは、ほとんどおらず学生が講師として、受講生をサポートしてくれます。
そのため、受講生が学生の場合、年齢が近いので学習がしやすい環境だといえます。
テックエキスパートの特徴
テックエキスパートの特徴は
- フリーランス支援サポートを行っている
- 30代以上の方でも転職支援を受けられる
- カリキュラムが実践的
上記のような特徴があります。
1つずつ紹介していきます。
フリーランス支援サポートを行っている
多くのプログラミングスクールでは、転職・就職支援を行っています。
しかし、フリーランスを目指す方を対象にした支援を行っているプログラミングスクールは少ないです。
サポートしているスクールが少ない理由として、フリーランスは、受けた案件で問題や疑問点が発生した場合、自分で解決しないといけません。
また、案件を獲得するまでも、それなりの実績が必要になります。
そのため、まったくの未経験者がフリーランスと活動するのは、難易度が高すぎるため、サポートを行うのが難しいです。
しかし、テックエキスパートは、提供しているカリキュラムに絶対の自信があるため、フリーランスとして活動したい方も対象にして、学習と支援を受けることができます。
30代以上の方でも転職支援を受けられる
転職・就職支援を行っているプログラミングスクールのほとんどが、支援を受けるには年齢制限があります。
基本的に20歳~29歳までを対象にしており、30代は転職・就職支援を受けることが難しいです。
しかし、「実践的なカリキュラム内容」と「オリジナルサービスの作成」など、質が高いスキルと実績を取得することができるため、30代以上の未経験者でも転職成功者が多数います。
カリキュラムが実践的
カリキュラムは、IT企業が求めるスキルなどをマニュアルに反映しています。
また、ITスキルは日に日に進化するので、随時アップデートを行っています。
そのため、常に現場が求めている最新技術をカリキュラムを通して学ぶことができます。
また、カリキュラムには、実際の開発現場を想定したカリキュラム内容なので、チーム開発方法もカリキュラム学びます。
実践的なカリキュラムで、卒業後に即戦力として働けるようなカリキュラム構成となっています。
各スクールの具体的な違い
テックエキスパートとテックキャンプは、両方とも学びやすいプログラミングスクールです。
しかし、各スクールとも「プログラミングを学ぶ」という目的は同じでも、力を入れている部分が違います。
そのため、「対応言語」や「コースの数」などに違いがあります。この章では、各スクールの違いについて紹介します。
料金の支払い方法
テックエキスパートとテックキャンプは料金形態が異なるため、受講料の支払い方法も違います。
料金について以下の表をご覧下さい。
期間 | 料金 | 支払い方法 | |
テックエキスパート | 6ヶ月 | 798,000円 | 分割もしくは 一括 |
10週間 | 598,000円 | ||
テックキャンプ |
1ヶ月~ | 入学金:148,000円 | 入学金の分割可能 |
2ヶ月目以降:14,800円 |
テックエキスパートは、事前にサポート期間と金額が決まっており、サポート期間を過ぎてしまうと、サポートを行ってくれません。
希望する受講生のみ延長サポートを行うことができますが、数万円の別途料金が発生するので、受講料金が高くなってしまいます。
一方のテックキャンプは、初月に入学金が必要になりますが、月額金額を支払い続けることで、サポート期間は無制限となります。
対応言語とコースの違い
テックエキスパートとテックキャンプは、力を入れている部分が違うため、対応しているプログラミング言語の幅も異なります。
テックエキスパートは「転職・就職」、「フリーランス」など、働くことをカリキュラムの最終目標としています。
そのため、受講生が効率良くしっかりと学べるように、2つほどのプログラミング言語に特化したカリキュラムになります。
一方のテックキャンプは、広く浅く学べるといった感じなので、対応しているプログラミング言語はテックエキスパートより多いです。
以下に各スクールの対応言語をまとめた表を用意しました。以下の表は、スクールが対応しているプログラミング言語のみを記載しています。
テックキャンプ
コース | 対応言語 |
webサービス開発 | Ruby |
オリジナルサービス開発 | Ruby/PHPなど |
AI(人工知能) | Python |
デザイン | HTML/CSSなど |
テクノロジーセミナー | 様々なセミナー |
テックエキスパート
コース | 対応言語 |
転職コース | Ruby/JavaScript/jQuery |
副業・フリーランスコース |
講師の質
講師の質ですが、各スクールを比較すると、テックエキスパートの講師の方がレベルも質も高いです。
テックエキスパートは、現役のエンジニアやプログラマーなどが、講師としてサポートしてくれます。
しかし、テックキャンプの方は、学生が講師です。
もちろん、テックキャンプの学生講師は厳しい試験を合格した方なので、優秀な講師だといえます。
プログラミングの学習は効率良く学ぶことができるでしょう。しかし、実務経験がないため、実践的なスキルを学ぶことは難しいです。
そのため、講師の質を比較すると、実務経験がある講師が在籍するテックエキスパートの講師がレベルも質も高いといえます。
受講形式の違い
テックエキスパートは、受講形式も少しことなります。
以下の表をご覧下さい
コース | 受講形式 | |
テックエキスパート | 転職コース | 対面学習(通学型) |
副業・フリーランスコース | 対面学習(通学型) オンライン学習 |
|
テックキャンプ | 全コース | 対面学習 オンライン学習 |
テックエキスパートの「転職コース」は、コース名の通り、転職を目的としたコースです。
そのため、実際の開発現場でも行われている、受講生同士で1つの成果物を制作する、グループ開発などがカリキュラムにあります。
グループ開発やその他、実際の開発現場を想定したカリキュラムを進めていく必要があるので、教室に通うことが前提になっています。
地方在住の方は「転職コース」を受講することは難しいですが、オンライン学習に対応した「副業・フリーランスコース」を受講することができます。
転職支援はありませんが、カリキュラム内容は可能な限り「転職コース」と同じ内容となっています。
テックキャンプは全コース、オンラインに対応
一方のテックキャンプが提供するコースは、全てオンライン学習と対面学習に対応しています。
そのため、地方在住の方でも制限なく全てのコースを受講することが可能です。
就職・転職の支援
テックキャンプとテックエキスパートの転職・就職支援の違いですが、プログラミング学習を行い、プログラマーとして働きたい方は「テックエキスパート」を受講するのがおすすめです。
なぜなら、テックキャンプは、プログラミングを学ぶのが目的のスクールなので、転職支援がありません。
理由は、テックキャンプとテックエキスパートは、同じ会社が運営するサービスなので、敢えて差別化しているようです。
テックキャンプで広く浅く学んだ後に、テックエキスパートを受講してプログラマーやエンジニアを目指すといった流れを理想としています。
そんのため、最初から「プログラマーになりたいからプログラミング言語の学習をする」といった目的が決まっている人は、最初からテックエキスパートを受講する方が、少しお得です。
テックキャンプのメリット・デメリット
テックキャンプとテックエキスパートの特徴や違いについて紹介しました。
次に双方のメリット・デメリットを紹介します。
テックキャンプかテックエキスパート、どちらが自分に合っているか迷っている方は、ぜひ参考にして下さい。
メリット
料金が安い
テックキャンプは、転職支援などがないため、比較的、安い受講料金でプログラミング学習を行うことができます。
受講時に、148,000円(分割可)を支払う必要がありますが、2ヶ月目以降は月14,800円で、提供されている全てのコースが学び放題です。
最新技術が学び放題
月額料金を支払っている間は、ずっと好きなコースを受講することができます。
また、適用されているコースは、「人工知能コース」もあるので、世界中で注目されている最新技術を14,800円を好きなだけ学ぶことができます。
デメリット
講師が学生のため、レベルにバラつきがある
「各スクールの具体的な違い」で紹介しましたが、テックキャンプの講師は良くも悪くも学生です。
そのため、カリキュラム内容には素早く対応してくれますが、カリキュラム以外の質問に対しては、対応できない講師も稀にいます。
オリジナルサービスを開発している人は、カリキュラムに記載されていないエラーと遭遇する可能性も高いです。
エラーと遭遇した時、講師が対応できずに、自分の質問が講師間で、たらい回し状態になる場合があります。
テックキャンプの講師は、カリキュラム以外の技術的な問題に対応する力は、かなりバラつきがあるので注意が必要です。
実務で活かせるスキルを学べない
上記のデメリットと似ていますが、講師が実務経験がない学生のため、実務で活かせるスキルを学ぶことは難しいです。
あくまでも、プログラミングのスキルを「広く・浅く学ぶのが目的」というの理解しておかなければいけません。
テックエキスパートのメリット・デメリット
テックエキスパートのメリット・デメリットについて紹介します。
メリット
実際の開発現場を想定している
「転職コース」・「副業・フリーランスコース」どちらとも、実際に開発を行うことを想定したカリキュラムとなっています。
そのため、教科書には載っていない現場ならではのノウハウもカリキュラムを通して、講師から教えてもらうことができます。
実績としてオリジナルサービスの開発を行える
転職時に最大のアピールポイントとなる「実績」をカリキュラムを通して作ることができます。
フリーランスとして活動するにも、クライアントに実績を見せないと案件を獲得するのは難しいです。
そのため、実績が作れるのは転職でもフリーランスでも、かなり強力な武器になります。
非公開求人が豊富
転職時は、テックエキスパートのみが保有する、優良非公開求人が豊富にあります。
そのため、通常は転職することが難しい企業でも、テックエキスパートを通すことで、転職成功率が高くなります。
デメリット
受講料金が高い
テックエキスパートは、各支援サービスからカリキュラム内容まで、とても充実しています。
スキルと仕事が欲しい方には、最適なプログラミングスクールです。
しかし、サービス内容が充実している分、受講料金も高めに設定してあります。
前向きな考え方をするならば、万が一カリキュラムを受講して転職ができなかった場合は、受講料金を全額返金してくれるので「高額な費用を払ったのにもかかわらず無駄になった」ということはありません。
まとまった時間を確保しないといけない
テックエキスパートは、10週間と6ヶ月どちらかの期間でカリキュラムを終える必要があります。
カリキュラム内容は、初心者が学ぶには大変な量なので、毎日の学習時間確保が重要になります。
最低でも1日2時間ほどはプログラミング学習の時間とし確保するのがよいでしょう。
テックキャンプの口コミ・総評
悪い口コミ
テックキャンプのメンター、あたりはずれがすげえ。自分でアプリも作ったことない人がメンターやってて、その人に質問したらしどろもどろになってむしろこっちが困った。
— けん (@ken3ypa) 2017年7月10日
メンターに関しては、カリキュラム内のことであれば僕はほとんど気になりませんでした。カリキュラム外の高度な質問は、反応が悪い、つまりわからなかった、と僕より前に受講した知人が言っていました。質問の内容次第ですね。
テックキャンプ受講済みの者なので、何かあればいつでも聞いてください。— anvinon@MIR研究中 (@anvinon) October 4, 2017
良い口コミ
起きたエラーの処理だけを教えてくれるのではなく
・エラー解決のプロセス
・そのエラー周りで知っておいたほうが良いこと
・知ってると便利なアプリケーション、ショートカットキー、コマンド
など教えてくれる人はほんとにありがたい。#テックキャンプ @TECHCAMPINFO— か〜る (@hikaruya8) 2017年9月23日
テックキャンプ僕も受けました。今はRubyとは全く違う言語やってるけど、アナロジーが効いて受けといてよかったと思える。プログラミングの心理的ハードルを超えるにはオススメ。 / 未経験からNewsPick…https://t.co/2PE9iuvYij #NewsPicks
— H.M (@mhiro216) 2017年1月11日
テックキャンプの総評
テックキャンプのネット上での評価は、「やや悪い」という印象です。
特に、多かった声が「講師のレベル差」が激しいという部分。
講師によっては、エラーになった原因や、エラーに対する考え方など、受講生の期待以上に対応を行ってくれる講師もいます。
一方で、カリキュラムの範囲内だったら熟知している講師でも、カリキュラム外の質問になると対応できない講師も在籍しています。
そのため、プログラミングを本格的に学びたい方には、おすすめできません。
テックエキスパートの口コミ・総評
悪い口コミ
10週間×10時間毎日教室行ってコード書き続けるテックエキスパート30日間終了。
肩凝りすぎてやばい。
想像以上にプログラム書くの骨が折れる。— 進撃する人@現役エンジニア (@mikasa_program) 2018年10月7日
テックエキスパートに通ってとても信頼できるメンターに出会えた!
メンターによって教えてくれる勉強法に多少の違いがあって戸惑いがあったんだけど、その人の言葉には「自信」が込められていて言葉の力が違った。
とりあえず自分の考えは捨ててその人の言われたようにやってみよう。
— ケイセイ@ポンコツエンジニア/プロ早起き (@keisei_otsuka) 2018年11月7日
良い口コミ
初めまして^ ^
はい、とても満足のいく内容です!しかし内容はとても広く、1日最低でも5時間、できれば8時間はプログラミングに割かなければ、
多分(最終課題含め)全ての課題は終わらないと思いますw4カ月間毎日、プログラミングを勉強する覚悟のある方でしたら、tech:expertおすすめします!
— Junya Ohishi☕️ (@jun_tech12) 2019年1月8日
【テックエキスパートの良かった点】
・エラーとかでつまづいた時に、メンターさんにすぐ聞ける
・チーム開発が経験できる
・教材が分かりやすい
・10週間の流れが体系化されてる
・椅子とかの座り心地が良く、勉強環境がいい
・期待してた通り就職先web系企業が多い(私は自己応募で決定)— まっきー@Webエンジニア (@yurinari2) 2018年10月6日
テックエキスパートの総評
テックエキスパートのネット上での評価は「非常に良い」と言えます。
特に多かったのが「カリキュラム内容」や「転職支援」について評価が高い印象でした。
悪い評価では「学習する内容が多い」といった声が多かったです。
即戦力となれるのを目的としているので、まとまった時間を確保する必要があるので、学習時間の確保に悩んだ方も多い印象でした、
しかし、テックエキスパートの評価は全体的に高評価の口コミが多く、受講生のほとんどが満足しています。
テックエキスパートがおすすめ!
テックキャンプとテックエキスパートを比較して、カリキュラム内容や講師の質ともにプログラミングを学ぶなら「テックエキスパート」の方がおすすめです。
テックキャンプに向いている方は
- プログラミングは難しそうだけど実際はどうなの?
- とりあえず趣味として学んでみたい
- なんとなくプログラミングを学んでみたい
上記のような「プログラミングに対しての苦手意識を排除する」、「ちょっとした好奇心」がある方には、プログラミング入門スクールとしておすすめです。