「プログラミングを始めようと思ったけど、”稼げない”と目にして不安になった。本当に稼げないの?稼ぐにはどうしたらいい?」
残業規制・副業解禁の流れが加速する中、新たな収入源を得るためにプログラミングを勉強する方を多く目にするようになりました。
「プログラミングは稼げる!」という情報がある一方で「プログラミングは稼げない」という情報もあり、「どっちなの!?」と頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
本記事ではプログラミングは稼げないと言われている理由を解説したあと、稼ぐために有効な手段についても解説します。
筆者(こうだい)
未経験からエンジニアになった私が解説します!
・プログラミングで稼げないと言われている理由
・プログラミングで稼ぐ人と稼げない人の違い
・プログラミングで稼げる人になるために有効な手段
プログラミングで稼げないと言われている理由
プログラミングで稼げないと言われている理由はいくつか存在しますが、大体この4つにまとめられると思います。
プログラミングで稼げないと言われている理由
- 学習コストの回収に時間がかかる
- クラウドソーシングサイトの低単価案件
- 未経験からエンジニア転職した際の初年度年収は250〜350万円が相場
- 他のビジネスへ誘導したい人のポジショントーク
それぞれ解説していきます。
1.学習コストの回収に時間がかかる
稼げないと言ってる人の背景を調べていくと、一番多い理由がこれでした。
どの仕事もそうだと思いますが、プログラミングも「簡単には」稼げません。それなりの時間とお金をかける必要があります。
全くの未経験なら500時間程度は学習時間を確保したいと考えると、本業を続けながら1日3時間学習したとしても約半年かかります。
またパソコン代、スクール代、書籍代、学習サービス利用料などお金も数十万円はかかってきます。
それだけ時間とお金を投資しても、最初は実績がないので低単価案件になりがちで、1万〜3万円ほどのHP制作を苦労しながらやっと納品することになります。
3万円の案件を月2件受注できたとしても月6万円ですから、約半年〜1年ほどかけてやっと学習に費やしたお金を回収できるというイメージになります。
案件を獲得するまでの間に挫折してしまったり、継続して案件が獲れなかったりすると当然赤字になってしまうので、「プログラミングは稼げない」という結論に至ります。
稼ぐには長い目で見る必要があるのです。
筆者(こうだい)
たまに「独学1ヶ月で案件獲得!」と言ってるような人もいますが、相当な努力量を注ぎ込んでいると思った方が良いです。
そしてそこから継続して案件が取れるかは別問題です。
2.クラウドソーシングサイトの低単価案件
プログラミングの知識さえ身につければ稼げると思っている方が多いように思いますが、やはりまともな報酬をもらうにはそれでは不十分です。
基礎的な知識さえあればできる仕事も存在はしますが、そのレベルの知識を持つ人はたくさんいるため、案件に応募殺到→単価が下がるという現象が起こってしまいます。
また簡単なHP制作なら無料でできる時代になってきてるため、Web制作の単価は必然的に下がってしまいます。
結果、「かけたコストの割に全然稼げない」となります。
筆者(こうだい)
さらにフロントエンドは顧客のイメージ通りのものを作るのが難しく、何度も修正が入ることがあります。
その時間も加味すると、「コンビニバイトの方が時給良いやん…」ということになりがちです(筆者も経験済み)。
3.未経験からエンジニア転職した際の初年度年収は250〜350万円が相場
副業ではなく、フロントエンドエンジニア / バックエンドエンジニアとして転職をする人もいるでしょう。
ただ即戦力として活躍することは難しいため、どうしても初年度は安く買い叩かれがちです。私の受けた会社でも、年収250万円程度を提示されたところがありました。
20代前半ならこの金額でも良いのかもしれませんが、30歳前後となると前職より年収が下がることがほとんどです。
そこからしっかりスキルアップしていけば年収は上がっていくのですが、ここだけ見ると「プログラミングは稼げない」というイメージが作られてしまうのかなと思います。
4.他のビジネスへ誘導したい人のポジショントーク
このパターンは「プログラミング 稼げない」でGoogle検索するとたくさん出てきます(笑)
例えば不動産投資を広めたいと思っている人が、「プログラミングは稼げない、だから不動産投資をやった方が良い」ということを言ってるわけです。
大抵プログラミングをやったことがない人が言ってるため、信憑性はありません。単純に自分のビジネスへ誘導するためのポジショントークですね。
エンジニアは非常に注目されている職業であるからこそ、引き合いに出されることも多くなっています。
エンジニア歴5年、サロン運営者でもあるりゅうけんさん(@ryukke)も同じことをおっしゃっていました。
プログラミングで稼ぐ人と稼げない人の違い
自分の体験、知人の話、実例をリサーチした結果を総合すると、稼ぐ人と稼げない人にはこのような違いがありました。
稼ぐ人 | 稼げない人 |
---|---|
学習を継続できる人 人脈から仕事を取れる人 就職してエンジニアとして働いた経験がある人 |
学習を継続できない人 顧客との信頼関係が築けない人 未経験からフリーランスになりスキルが中途半端な人 |
稼ぐ人の特徴
まずは学習を継続できることが大前提です。
プログラミング技術の移り変わりは早く、主流だった技術が1〜2年後には廃れることも普通にあります。
また周辺技術の知識(セキュリティやブラウザごとの対応など)も学んでいく必要があり、学ぶことはたくさんあります。
経験が浅くても、人脈から仕事が取れる人は強いです。
最初の案件が取れれば、2件目以降の案件はグッと取りやすくなりますし、スキルが上がればより高単価な案件も取れるようになります。
そして正社員としてエンジニアで働いたことがあると、かなり稼ぎやすくなります。
最短で実務1年ほど積めばフリーランスになれる可能性は全然ありますし、エンジニアでフリーランスなら最低でも月収45〜50万円スタートが相場です。
またフリーランスにならずとも、正社員でもスキルに応じた給与をもらえるIT企業は多くあります。
稼げない人の特徴
まず継続ができない人は、残念ながら稼げません。
運よく知人経由で案件が取れたとしても、学習を継続する姿勢がなければ一過性の収入になってしまいます。
また副業やフリーランスの場合は特にですが、顧客との信頼関係が築けなければ稼ぐことはできません。
「返信を早くする」「期日を守る」など基本的なことができない人は、当然ですが契約を切られてしまいます。
そして未経験からフリーランスになるのは悪いことではないですが、そういう人は我流プログラミングになりがちです。
会社でベテランエンジニアから正しいプログラミングを教えてもらう経験があれば良いのですが、その経験がないままフリーランスになると、中途半端なスキルで止まってしまう可能性があります。
プログラミングで稼げる人になるには
これまでの話をまとめると、プログラミングで稼げる人になるには次のことが有効です。
- まずは正社員エンジニアとして働く
- 人脈を広げる
- 学び続ける
まずは正社員エンジニアとして働く
稼げる人になるのに一番再現性が高い方法が、「正社員エンジニアとして働く」ことです。
実務経験が1年あるかないかで、副業やフリーランス契約の取りやすさは天と地ほど変わってきます。
自由な働き方に憧れるのはわかりますが、一度地に足をつけて就職を選ぶのが正攻法だと思います。
また正社員でもフルリモートで働ける企業も増えてきています。
人脈を広げる
知人経由で案件を獲得する人も周りに多くいます。
「あくまで副業で稼ぎたい!」という人は、もくもく会やオンラインサロンなどで人脈を広げておくことも有効な手だと思います。
学び続ける
これはプログラミングで稼ぐ上では欠かせません。
「学び続けるって大変…」と思われるかもしれませんが、一番大変なのは始めたての時期です。
理解が進むとプログラミングはどんどん楽しくなってくるので、最初さえ乗り越えてしまえば想像するほど大変ではありません。
ぜひ踏ん張って継続し、最初の時期を乗り越えてください。
まとめ
本記事では以下について解説してきました。
- プログラミングで稼げないと言われている理由
- プログラミングで稼ぐ人と稼げない人の違い
- プログラミングで稼げる人になるために有効な手段
ポイントさえ抑えれば、プログラミングで稼ぐことは可能です。
ショートカットは存在しませんが、その分続ければ再現性高く稼ぐことができます。
ぜひ諦めずに継続していきましょう!