大手プログラミングスクールの1つであるコードキャンプ。
カリキュラムの質が高いなど、評価が高いスクールです。ですが、プログラミングスクールを初めて検討する方には
- 受講料金はどこも一緒なのか
- 値段に見合うのか
- 高額なスクール代を一括では無理 など
上記のような不安を抱えて受講出来ないという方も多いのではないでしょうか。
そこで当記事では、コードキャンプの受講料金や支払い方法など、費用面について徹底的に紹介します。
また、評価が高い大手プログラミングスクールの「コードキャンプ」と「テックアカデミー」の受講料を比較しています。
プログラミングスクール選びで不安を抱えている方は、ぜひ参考にして下さい。
コードキャンプ(CadeCamp)コース料金
コードキャンプには、たくさんのプログラミングコースがあります。
例えばプログラミング言語である「PHP言語」だけを学ぶのではなく、webサイトの見た目を作る「HTML」、「CSS」など、初心者がプログラミング言語以外にもwebサービスやアプリ開発に必要な知識をまとめて学ぶ事が可能です。
コードキャンプで受講できる各コースの受講料金をまとめてみました。
プレミアムプラスコース
コードキャンプで提供している、14種類(期間限定コース・ビジネス教養以外)、全てのプログラミング言語・フレームワークなどをレッスン制限なしでお得に受講する事ができるコースです。
期間 | 6ヶ月 | 4ヶ月 | 2ヶ月 |
料金 | 698,000円 | 498,000円 | 398,000円 |
入学金 | 10,000円 | ||
レッスン回数(ビデオ通話) | 無制限 | ||
週の学習時間 | 5~10時間 | 10~15時間 | 20~25時間 |
期間限定コースであるWordPressなどは受講対象になっていませんが、それでも提供されているコースを単体で全て受講した場合
- 6ヶ月コースで1,490,000円
- 4ヶ月コースで1,240,000円
- 2ヶ月コースで740,000円
上記の金額が必要です。
幅広い知識を得たいという方は、プレミアムプランコースがおすすめです。
プレミアムコース
プレミアムプラスコースでは、期間限定コース・ビジネス教養コースを除く14種類の全てのコースを自由に受講する事が可能でした。
ですが、受講者の環境によっては、全てのコースを期間内に学ぶ事は難しい場合があります。
また、「Rubyは学ぶ必要はないPHPを学びたい」という場合など、必要な時に学びたい部分を選んで学習する事が出来るコースです。
レッスン回数は無制限ではありませんが、学習の進め方を自分を決める事ができ、受講期間内であれば、複数のコースを自分のペースで学ぶ事ができます。
受講期間 | 6ヶ月 | 4ヶ月 | 2ヶ月 |
受講料金 | 398,000円 | 348,000円 | 248,000円 |
入学金 | 10,000円 | ||
レッスン回数(ビデオ通話) | 60回 | 40回 | 20回 |
週の学習時間 | 5~10時間 | 10~15時間 | 20~25時間 |
「プレミアムプラスコース」と「プレミアムコース」どちらとも、後述する期間限定コースとビジネス教養以外のコースを学ぶ事ができ、コースの内容が非常に似ています。
ですが、プレミアムコースで4コース以上を選択する場合、レッスン回数が足りない恐れがあります。レッスン回数が足りない場合、追加料金(1レッスン5000円)を支払う事でレッスンを受ける事は可能ですが、プレミアムプラスコースより割高になる可能性があります。
4コース以上を受ける場合は、受講料金が少し高めになりますが、「プレミアムプラスコース」を受講した方が、安く・お得に受講する事が可能です。
Webサービスを作りたい
webサービス作成コースは
- Webマスターコース
- Rubyマスターコース
- Javaマスターコース
上記3つのコースが提供されています。
Webサービス(Webアプリケーション)とは、アマゾンなどのWeb上で展開するネットショップ(ECサイト)、企業のホームページやツイッターなどのSNSサイトをWebサービスと呼ばれています。
それぞれのコースで、Webサービスを作成する為に必要なプログラミング言語を学ぶ事ができるので、覚えたい言語から選ぶのがオススメです。
また、需要が高く、初心者にオススメな言語は「Rubyマスターコース」のRuby言語もしくは、「Webマスターコース」のPHP言語になります。
「Webサービス作成コース」の受講料金は以下になります。
受講期間 | 6ヶ月 | 4ヶ月 | 2ヶ月 |
受講料金 | 298,000円 | 248,000円 | 148,000円 |
入学金 | 10,000円 | ||
レッスン回数(ビデオ通話) | 60回 | 40回 | 20回 |
週の学習時間 | 5~10時間 | 10~15時間 | 20~25時間 |
Webデザインを学びたい
Webデザインは、Webサイト上のデザインを作成する人達です。
Webサイトのデザインを作成する場合、「PhotoShop」で画像加工を行ったり「Illustrator」でWebサイトで使用するロゴやアイコンを作成する必要があります。
また、webデザインだけ出来るデザイナーではなく、自分で簡単にWebサイトを作成できるWebデザイナーの方が遥かに需要が高く、フリーランスの道を目指せるためコードキャンプでは、WebデザインとWebサイトの作成方法を学ぶ事ができます。
また、Webサイトに動きを与えられるように「JavaScript」、「jQuery」というプログラミング言語とwebサイト作成を簡単に出来る「BootStrap」というフレームワークも学びます。
Webデザインコースの受講料金は以下の通りです。
受講期間 | 6ヶ月 | 4ヶ月 | 2ヶ月 |
受講料金 | 298,000円 | 248,000円 | 148,000円 |
入学金 | 10,000円 | ||
レッスン回数(ビデオ通話) | 60回 | 40回 | 20回 |
週の学習時間 | 5~10時間 | 10~15時間 | 20~25時間 |
アプリを作りたい
アプリ開発コースの内容は、iphoneアプリ開発には「Swift言語」、Androidアプリには「Java言語」を学び、スマートフォンアプリの開発方法を学んでいきます。
アプリ開発コースを受ける事で、スマートフォンアプリの開発方法を基礎から学ぶ事が可能です。
近年では、Andoroidアプリは「Java言語」ではない言語で開発する事も多くなりましたが、Java言語は、少しでも楽に効率的に開発ができるように「オブジェクト指向」という考え方で作れています。
この「オブジェクト指向」という概念は、ほとんどのプログラミング言語に取り入れられている概念で、Java言語を基本にして作れられていると言われています。
スマートフォンアプリの開発方法を学びながら、「オブジェクト指向」の基本も同時に学べるので、違うプログラミング言語の取得も行いやすくなります。
プログラミング言語とアプリ開発に興味がある方には、おすすめのコースです。
アプリ開発コースの受講料金は以下になります。
受講期間 | 6ヶ月 | 4ヶ月 | 2ヶ月 |
受講料金 | 298,000円 | 248,000円 | 148,000円 |
入学金 | 10,000円 | ||
レッスン回数(ビデオ通話) | 60回 | 40回 | 20回 |
週の学習時間 | 5~10時間 | 10~15時間 | 20~25時間 |
期間限定コース
期間限定コースの受講料金は以下の通りです。
受講期間 | 2ヶ月 |
受講料金 | 148,000円 |
入学金 | 10,000円 |
レッスン回数(ビデオ通話) | 20回 |
週の学習時間 | 20~25時間 |
期間限定コースで学べる内容は
- Pythonデータサイエンスコース
- WordPressコース
- Unityコース
上記3つのコースが用意されています。
Pythonデータサイエンスコース
Python言語は、人工知能開発でも使用されいるプログラミング言語です。
業務の自動化や、データ分析など高度な事が得意なのに、取得できる難易度は比較的易しいプログラミング言語なので、初心者でも挑戦しやすい言語になります。
コードキャンプでは
- データ処理などのパソコン業務を自動化にする技術
- 他サイトから情報を取得する技術(Webスクレイピング)
上記のような事を学ぶ事が可能です。
例えば、Webサイトから会社の電話番号・住所などをリスト化したい場合、「Webサイト上から、欲しいデータを収集してエクセルにまとめる」という一連の作業をPython言語を学ぶ事で行う事ができるようになります。
WordPressコース
WordPressという言葉を聞いた事があるという方も多いのではないでしょうか。
WordPressを利用すると、データベースやプログラミング言語に詳しくない方でも簡単にブログやWebサイトを作成する事ができるサービスです。
また、無料で利用できるサービスなので、個人だけではなく企業も導入しています。他にもワードプレスでブログだけではなく、企業のホームページやネットショップなどの作成を行う事ができ、使う人次第で自由な使い方ができるサービスです。
また、知識がある方でも、データベースの設計や1からwebサービスの骨組みを作る必要がないので、少ない手間だけでWebサービスの作成を行う事が出来ます。
コードキャンプでは、
- サーバーの準備
- WordPressのインストール方法
- テーマの設定・プラグイン導入
など基本的な事を学べます。
WordPressコースでは、プログラミング言語などを学ぶ事はできません。
WordPressを使用するために必要な準備方法など、「基本のき」を学ぶコースです。「Webサイトをネット上に公開するにはサーバーが必要」という事を知っている方は、ご自身でネットを利用して調べる事で実装可能できます。
「サーバーとは」、「Webサイトをネット上に公開する方法がわからない」という、入門者以外の方には、オススメできません。
Unityコース
Unityでは、2D・3Dゲームの作成を行う事ができます。
また、ゲーム開発会社などもUnityを導入している会社も多数存在するので、ゲーム開発会社で働きたいと思う方には非常にオススメです。
ゲーム作成は非常に難しいスキルなので、独学で学ぶ場合、挫折率が高いですがコードキャンプでは、最初に簡単な2Dゲームの作成を行い、徐々に強い難易度を上げていくカリキュラムになっています。
Unityコースを学ぶ事で即戦力にはなりませんが、基礎となる部分を理解できるようになります。
期間限定コースは、いつまでの期間開催されているのか、記載されていません。
ですので、数ヶ月後には受講できない可能性も考えられます。
ビジネス教養
ビジネス教養で学べる事は、実際にプログラミングに触れる事で、ITリテラシー(IT技術に関する意識)を学ぶ事が可能です。
特に開発者との円滑なコミュニケーションを行う為には、開発に関わらない人もプログラミングの知識は最低限必要です。
また、ITの仕組みを理解すると、ITツールを導入する際に「気をつける事」、「ポイントとすべきところ」を把握して検討する事が出来るので、プログラミングを行わない方でも、ITリテラシーを高める為におすすめのコースです。
受講期間 | 1ヶ月 |
推奨学習期間 | 14日 |
受講料金 | 128,000円 |
入学金 | 10,000円 |
レッスン回数(ビデオ通話) | 12回 |
週の学習時間 | 42時間(14日で計算) |
コードキャンプ(CadeCamp)他スクールとの料金比較
コードキャンプの受講料金などを紹介してきましたが、他のプログラミングスクールと料金を比較した場合はどうでしょうか。
当記事では、コードキャンプと良く比較される「テックアカデミー」との料金比較。他にも、大手プログラミングスクールの「侍エンジニア」と料金を比較してみました。
テックアカデミー(TechAcademy)との受講料金比較
テックアカデミーの受講コース非常に多く、受講コースの多さは業界トップです。
受講料金は
4週間プラン(1ヶ月) | 8週間プラン(2ヶ月) | 12週間プラン(3ヶ月) | 16週間プラン(4ヶ月) | |
学生 | 8,9000円 | 119,000円 | 149,000円 | 179,000円 |
社会人 | 129,000 | 179,000円 | 229,000円 | 279,000円 |
一方のコードキャンプ受講料金は、
受講期間 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | 6ヶ月 |
受講料金 | 148,000円 | 248,000円 | 298,000円 |
入学金 | 10,000円 |
テックアカデミーには6ヶ月コースがないので、2ヶ月・4ヶ月コースだけを比較しました。また、テックアカデミーとコードキャンプの料金で大きく違うのでが、学生料金の有無です。
受講料金だけで比較すると、2ヶ月コースでは
- 学生料金だとコードキャンプが29,000円高い(入学金別)
- 社会人だとコードキャンプが31,000円安い(入学金別)
4ヶ月コースでは
- 学生料金だとコードキャンプが69,000円高い(入学金別)
- 社会人料金でもコードキャンプが19000円高い(入学金別)
受講料金のみでスクールを選ぶ場合、「長期間受講したい」もしくは「学生」はテックアカデミーを受講した方がお得です。
また、社会人の方で短期間で学ぶ場合は、「コードキャンプ」がお得だと言えます。
侍エンジニアとの料金比較
コードキャンプとテックアカデミーと並んで、大手プログラミングスクールである「侍エンジニア」の受講料金は以下の通りです。
1ヶ月 | 3ヶ月 | 6ヶ月 | |
学生 | 151,200円 | 372,200円 | 558,200円 |
社会人 | 168,000円 | 438,000円 | 698,000円 |
一方のコードキャンプ受講料金は
受講期間 | 2ヶ月 | 4ヶ月 | 6ヶ月 |
受講料金 | 148,000円 | 248,000円 | 298,000円 |
入学金 | 10,000円 |
侍エンジニアにも、学生料金と一般料金と別れていますが、全ての受講期間を比較してもコードキャンプの方が料金が安いです。
受講料金のみで比較するとコードキャンプの方がお得に学習する事ができます。
料金比較まとめ
大手プログラミングスクールを受講料金のみで検討した場合、
- 社会人の方は1~2ヶ月程度の短期間なら「コードキャンプ」
- 「学生」もしくは「2ヶ月以上」の受講したい方は、「テックアカデミー」
上記のスクールを検討する方が良いです。
プログラミングスクールに対して誤解がないように補足すると、各スクールの受講料金の差は2万円~4万円である事が多いです。
ですが、10万以上の極端な受講料金の差がある場合は、そのスクールの独自カリキュラムなど、他のプログラミングスクールにはないサービスを提供してくれる場合もあります。
安いだけじゃないコードキャンプ(CadeCamp)カリキュラムの質
コードキャンプの料金はテックアカデミーより、少し高いですが、それでも良心的な受講価格です。
また、受講料金が良心的なだけではなく、受講カリキュラムの質も高品質で、全く経験がない初心者でも、プログラミングスキルを身につける事ができます。
カリキュラムの質とサポートが良い理由は
- 現役のエンジニアが講師
- 初心者でもわかりやすいマニュアルの用意
上記2点が評価を上げる理由にです。
現役エンジニアから教えてもらえる
現役のエンジニア・プログラマーから技術を教えてもらえるので、開発現場の雰囲気や開発現場使えるノウハウなどをしっかりと教えてもらえます。
また、「現役」なので、古い方法ではなく、常に新しい方法を教えてくれるのも初心者にはとても心強いです。
他のプログラミングスクールでも、「現役エンジニアが講師」という所は多いです。ですが、コードキャンプでは、講師のプロフィールを細かく見ることができます。
他のスクールでも「講師紹介」というページはあるので、簡単な自己紹介を見ることは可能です。
ですが、コードキャンプの場合、
- 得意とする言語
- これまでの経験
- 講師としての意気込み
上記のような事をしっかりと確認する事が可能です。
これは次章で紹介する「講師を選べる」と関係する事ですが、コードキャンプでは担当講師は存在せずに、自分が好きに講師を選ぶ事ができます。
講師も受講生に選んで貰いたいので、自分が得意とする分野を余す事無くプロフィールに記載しています。
初心者にもわかりやすいカリキュラム
コードキャンプはプログラミング経験が全くない人を対象にしています。なので、難しい専門用語はイメージがしやすいように、イメージ図などを画像を多く使って説明してあります。
また、受講コースによっては、販売されている書籍を利用する事もあります。ですが、講師が対象の書籍を持っていて、内容をしっかりと把握しているので、書籍を見ながら一緒に学習を進める事も可能です。
コードキャンプ(CodeCamp)を選ぶ理由は?
他のプログラミングスクールと比較して「料金以外の違いを見つける事が出来ない」という方も多いのではないでしょうか。
基本的にプログラミングスクールのホームページには良い事しか書いてありません。
どのプログラミングスクールでも、自社の悪い部分なんて記載する会社はほとんどないです。
この章では、筆者が感じたコードキャンプを選ぶ理由について紹介します。
講師を選べる
コードキャンプでは、授業を受けたい講師を自分で選んで、授業を始めるシステムです。
このシステムで、受講期間終了まで苦手な講師と我慢して学習を続ける必要はありません。
また、講師の当たり外れがあった場合でも、次回のレッスンでは変更する事ができるので、講師にストレスを感じる事がありません。
課題がアピールポイントとなる
受講開始すると、節目で課題提出を求められます。
コードキャンプで提出した課題は、一生自分のものとして残るので就職・転職でも「自分のスキル」、「自分のやる気」を強くアピール出来るので、転職・就活で有利に働きます。
課題内容は、「○○の機能を実装して下さい」など、実際に1から開発を行います。これまで学んだ事だけでは完成できず、少しネットで調べて開発を行わないといけません。
わからない部分をネットで調べて、課題をクリアーすることで、「自己解決能力」を養う事もでき、確実にスキルアップする事ができます。
手厚い転職サポート
他のプログラミングスクールだと、「東京地方限定」、「関西地方限定」など地域限定の転職サポートがありますが、コードキャンプの転職サポートの場合、対象地域は全国になっています。
また、転職に必要なノウハウの資料や履歴書など添削、面接対策なども行ってくれます。「転職サポートはオマケ」という感じではなく「転職サポートだけで別にお金を取れるのでは」というくらいクオリティーが高いです。
コードキャンプの転職サポートは、非常に質が高く、転職支援サービス並みに手厚いサポートを行ってくれます。
ですが、IT関連の求人は東京・大阪・名古屋などに求人が集中している事が多いです。転職サポート地域は全国に対応していますが、お住まいの地域によっては「求人案件がない」、「求人案件が極端に少ない」という場合も考えられます。
コードキャンプ(CadeCamp)費用・料金まとめ
いかがでしたでしょうか。
コードキャンプは非常に良心的な受講料金で、カリキュラム内容は質が高いですが、「社会人の方」、「長期間学びたい方」は、コードキャンプでは費用が少し高くなります。
逆に「学生」や「1~2ヶ月程度の短期間の学習を検討している」場合は、コードキャンプで学ぶと費用面ではお得になります。
コードキャンプで学びたいコースがある場合は、候補の1つに入れてみるのもオススメです。